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『或売笑婦の話』
ふりがな文庫
『
或売笑婦の話
(
あるばいしょうふのはなし
)
』
この話を残して行つた男は、今どこにゐるか行方もしれない。しる必要もない。彼は正直な職人であつたが、成績の好い上等兵として兵営生活から解放されて後、町の料理屋から、或は遊廓から時に附馬を引いて来たりした。これは早朝、そんな場合の金を少しばかり …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1920(大正9)年4月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
爺
(
やぢ
)
私
(
そつ
)
髷
(
ま
)
孰
(
どつち
)
中間
(
ちゆうかん
)
遽
(
には
)
唆
(
そゝ
)
実
(
な
)
明
(
あかり
)
闃寂
(
ひつそり
)
退
(
しりぞ
)
結
(
ゆは
)
町端
(
まちはづれ
)
焦
(
や
)
為
(
す
)
陸
(
をか
)
調
(
とゝの
)
訪
(
たづ
)
訊
(
たづ
)
反
(
かへ
)
行水
(
ぎようずゐ
)
耀
(
かゞや
)
瓦葺
(
かはらぶき
)
尚更
(
なほさ
)
尫弱
(
よわ
)
此方
(
こつち
)
懸
(
かけ
)
上
(
あが
)
際限
(
はてし
)
住居
(
すまひ
)
分明
(
はつきり
)
躊躇
(
ちうちよ
)
可成
(
なるべく
)
蒼白
(
あをじろ
)
吻
(
ほつ
)
脅
(
おびや
)
耳門
(
くゞり
)
嚮
(
む
)
垠
(
さかひ
)
嫣然
(
につこり
)
然
(
そ
)
尚
(
なほ
)
汀
(
みぎは
)
月暈
(
つきのかさ
)
更
(
あらた
)
待遇
(
もてな
)
微暗
(
ほのぐら
)
忙
(
せは
)
慄然
(
ぞつ
)
七
(
しち
)
騒
(
ざわ
)
馴染
(
なじ
)
頷
(
うなづ
)
雑沓
(
ざつたふ
)
隙
(
ひま
)
陥
(
お
)
鉄火
(
てつか
)
通
(
かよ
)
退
(
ひ
)
言草
(
いひぐさ
)
襦袢
(
じゆばん
)
袿
(
うちかけ
)
行方
(
ゆくへ
)
萎
(
な
)
色々
(
いろん
)
脚気
(
かつけ
)
胡瓜
(
きうり
)
肱
(
ひぢ
)
羨
(
うらやま
)
終
(
しま
)
笑談
(
ぜうだん
)
端艇
(
はしけ
)
石高
(
いしだか
)
田舎
(
ゐなか
)
用達
(
ようた
)
燥
(
はしや
)
然
(
さ
)
焦
(
こ
)
漾
(
たゞよ
)
漣
(
さゞなみ
)
洩
(
もら
)
水桶
(
みづをけ
)
毬投
(
まりなげ
)
檻
(
をり
)
染
(
し
)
放蕩
(
はうたう
)
折角
(
せつかく
)
手頼
(
たより
)
我儘
(
わがまゝ
)
懐
(
なつ
)
懈
(
だる
)
憂欝
(
いううつ
)
幾許
(
いくら
)
初会
(
しよくわい
)
境涯
(
きやうがい
)
可笑
(
をか
)
好
(
よ
)
幾
(
ほと
)
侑
(
すゝ
)
大様
(
おほやう
)