“忙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せわ45.8%
いそが24.2%
せは10.1%
いそ5.4%
5.1%
いそがわ1.6%
あわ1.3%
せはし0.9%
いそがし0.9%
ぼう0.7%
せわし0.5%
あせ0.4%
あわた0.4%
いしょ0.4%
アワタヾ0.4%
いそがはし0.2%
あわただ0.2%
あわたゞ0.2%
いそかわし0.2%
いそがは0.2%
ばう0.2%
ふため0.2%
アワタダ0.2%
エそ0.2%
セハ0.2%
セワ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手ばしこく針を動かしているお島の傍へ来て、しいなかを出来上りのものを取りに来た小野田はこくりこくりと居睡をしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
ただ、いままでらなかったきな自然で、なにをてもしいので、しそうにいて、すこしもじっとしていませんでした。
山へ帰ったやまがら (新字新仮名) / 小川未明(著)
振返ると背面の入江は幾百の支那ジヤンクをべて浅黄色に曇つたのが前面のしげな光景とつて文人画の様な平静を感ぜしめる。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
おぬいさんはがしく袂を探ろうとしたが、それも間に合わなかったか、いきなり両手を眼のところにもっていって、じっと押えた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
学校の事がわしかったので、諸事万端の整理がつかず、その日その日暮しになって居たので、老師の書信もその儘となって居た。
純一はしげに支度をして初音町の家を出た。出る前にはなぜだか暫く鏡を見ていた。そして出る時手にラシイヌの文集を持っていた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さてその金の催促に来るごとに、役人を近村の料理屋へ連れ行き乱酔せしめ、日程尽き、役人て去ること毎度なり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
貴婦人は差し向けたる手をと据ゑて、目をふ間もく、なほ心を留めて望みけるに、枝葉りてとかくに思ふままならず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
引渡しの立合の目の廻るようなさや今迄みたこともない税関の交渉なんか、何もかも生き生きしていて、頭の中へ涼しい風が吹きこんでくるようでしたわ。
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)
におわれ、些末拘泥しておって、つい大局を見失っていた。荀攸! なぜ其方は、もっと早く予に注意しなかったのだ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
力なき小芳の足は、カラリと庭下駄に音を立てたが、枝折戸のまだかぬほど、主税は座をずらして、障子の陰になって、巻莨を吸うのであった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「暗いじゃあないか、おい、おい。」とただる。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
近代のだしい騒音やった苦悶を描いた文芸の鑑賞に馴れた眼で見るとまるで夢をみるような心地がするが、さすがにアレだけの人気を買った話上手な熟練と
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
んごぁ、今朝も戻て来なぃがべが。でぁこったにがしでば。」
十月の末 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
玉が再、砂の上につぶ/″\竝んで見える。しく拾はうとする姫のいた背を越して、流れる浪が、泡立つてとほる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
その故に彼は外に出でてすにきにあらずや。されども彼の忘れずに帰りるは、又この妻の美き顔を見んが為のみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しく拾おうとする姫のいた背を越して、流れる浪が、泡立ってとおる。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
しく拾はうとする姫のいた背を越して、流れる浪が泡立つてとほる。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
朝暮衣食の計にくして心を専一にすることわざるのみか、開国以来の世変を見ればから黙止すべきにもず、色々の著述などして時を費したることも多し。
人生の楽事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
恐くは永春院の子法眼宗英であらうか。当時小川町住の奥医師であつた。此夏病蘭軒を乗せた「籃輿」は頗るしかつたと見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
詩あり云ふ「百戰無功半歳間、首邱幸得家山。笑儂向死如仙客。盡日洞中棋響間」(編者曰、此詩、長州ノ人杉孫七郎ノ作ナリ、南洲翁ノ作ト稱スルハ誤ル)謂はゆる中に間を
他はみな見苦しくもきて、あまたの神と仏とは心々にられき。なおかの美人はこの騒擾の間、終始御者の様子を打ちりたり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玉が、砂の上につぶ/″\並んで見える。しく拾はうとする姫のいた背を越して、流れる浪が、泡立つてとほる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ンヤデヤなア、ゲデセエ、ゴト日當りの屋根サ干すエネればがしグテ、晝間まで掻廻して、それガラ田畔サあがテせ、
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
玄関先に夫らしい足音がすると、先刻から火鉢に凭つて時計ばかりみてゐた妻君は、しげに立ち上つて玄関に行つた。
蜻蛉:――飜弄さる (新字旧仮名) / 中原中也(著)
紅牙催拍シテ燕ノ飛ブコト
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)