“忙(あわた)” の例文
近代の忙(あわた)だしい騒音や行(ゆ)き塞(づま)った苦悶を描いた文芸の鑑賞に馴れた眼で見るとまるで夢をみるような心地がするが、さすがにアレだけの人気を買った話上手な熟練と
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
お神さんと忙(あわた)だしく台所先で小女が呼んだので、何だねと談話(はなし)半分で女房が立って行ったを幸いに、逃げるように貞之進は戸外(おもて)へ出て、巻煙草を置忘れたことに気が附いたが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)