“枝葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えだは71.4%
しよう19.0%
しえふ7.1%
かれは2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枝葉えだはがしげっていて、このなかまれたボールは、どこかにっかかるとみえて、それぎり、したちてこなかったのでした。
すずめの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
どこでと、突っ込んで場所を訊かれては困りそうな顔つきであったが、城太郎の質問は、そういう枝葉しようには触れず
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風にそよぐ柳の枝葉しえふに月の光が映じて、その下にしよんぼり優しい影を投げて、友禪縮緬の顫へてゐさうに立つてゐる女の顏も、色電氣を浴びた如く青白い樣に見える。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
瞬間しゅんかんのうちに、森の枝葉かれはの茂みの上にぬけ出て、それから空高く舞い上がり、一時間に何百里という早さで、どこともなく飛んで行きました。
夢の卵 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)