“イソ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いそ
語句割合
30.8%
23.1%
巖石15.4%
7.7%
巌岩7.7%
7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イソ上布留カミフルの命は、嫋女タワヤメマドひによりて、馬じもの縄とりつけ、鹿シヽじもの弓矢カクみて、大君の命畏み、天サカ鄙辺ヒナベ退マカる。ふるごろも真土マツチの山ゆ帰り来ぬかも(万葉集巻六)
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
庭さきは 蘇芳 山吹咲き荒れて、峡田明るく 人イソしめり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
かうつと——姉御が、墓の戸で哭きワメいて、歌をうたひあげられたつけ。「巖石イソウヘに生ふる馬醉木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
なす(寝) いそはく(<イソふ) またく(<待つ) はやす(<ゆ) こらす(<懲る) うがつ(<穿く) わがぬ(<曲ぐ) おさふ(<圧す) たゝかふ(<叩く)
日本品詞論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
巌岩イソウヘに生ふる馬酔木アシビを」と聞えたので、ふと、冬が過ぎて、春もけ初めた頃だと知つた。おれのムクロが、もう半分融け出した時分だつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
自分ノ身体カラダヲ可愛ガルヨウニ。今アナタイソガシイデショウネ。大工ダイク壁屋カベヤ沢山タクサンノ仕事デ。デスカラ身体ヲ大事ニスルヨウニクレグレモ願イマス。
即、北海の浜にイソ(大巌石の意)あり。名はなつきの磯と言ふ。高さ一丈許。上に松の木を生ず。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)