“ごん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
61.2%
32.7%
3.1%
1.0%
1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その悪魔も、この人形たちに刺戟を求めきれなくなり、あの大井瑠美子を恋して一のもとに退けられ、遂に殺してしまったのだ。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
「欣しや、やっとうたぞやい。これも、つい先のころ、住吉の浦で不慮の死を遂げなされた叔父の霊のひきあわせでがなあろう」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
苗字個人で、くは土地つたものである。へば那須の一、熊谷の直實、秩父の重忠、鎌倉の、三浦の大介、佐野の源左衛門といふのである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
苦しさえがたけれど、銭はなくなる道なお遠し、という修行、と云う観念はこの時の入用なりと、歯をってすすむに、やがて草鞋のそこ抜けぬ。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
圏谷に輝く北沢をはじめ、谷も尾根も見る限り、ほとんど赤石沢の領に属する。雪は谷では二千メートル、尾根では二千三、四百メートルあたりを境にして、まず七分の山体を飾する。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
謙は却ち謙遜、謙譲ので、へりくだることである。高きに在るはづのの山が、低きに居るべきの地の下に在るのである。たぶん私は一生のあひだ地の下にうづくまつてゐなければならない。
地山謙 (新字旧仮名) / 片山広子(著)