“謙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へりくだ66.7%
けん14.8%
くだ3.7%
3.7%
へりく3.7%
ゆずる3.7%
3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるにても暢気のんき沙汰さたかな。我にへつらい我にぶる夥多あまたの男女を客として、とうとき身をたわむれへりくだり、商業を玩弄もてあそびて、気随きままに一日を遊び暮らす。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
弟のなかなかきかない方が、やっと九歳で、通称けん三郎、あざな寛猛ひろたけ、後に養家の高橋姓に改めて、伊勢守となり、泥舟でいしゅうと号した人である。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三一てきすべからねば、おそらくはうけがひ給はじ。媒氏なかだちの翁ゑみをつくりて、大人うしくだり給ふ事甚し。
今日では何も昔のように社会の落伍者、敗北者、日蔭者と肩身を狭くり下らずとも、公々然として濶歩し得る。今日の文人は最早社会の寄生虫では無い、食客では無い、幇間では無い。
おのれ矜誇たかぶりある時は愛において充分なるを得ない。わが心神の前に深くへりくだるに至って無情なる友をも、またいかなる敵をも愛し得るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
次に明治七年版の伊藤ゆずる氏訳の『植学略解』には中央総管と記し、同年板の小野職慤もとよし氏訳の『植学浅解』と『植学訳筌』とには上の『植物学』の総管を用い
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
大君おほきみは天の譴怒いかりみづから照らす御光みかげしみたまへり
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)