“大君”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおきみ33.3%
おほきみ20.8%
たいくん16.7%
おほぎみ12.5%
おおぎみ8.3%
タイクン4.2%
おおじ4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信長はかならず乱脈と暗黒に沈んでいる日本全土の人々をよみがえらせてみせる。大君おおきみの御こころを安んじ奉る日を迎え取ってみせる。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大君おほきみみことかしこみればきていひしなはも 〔巻二十・四三五八〕 防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その時の光景は英国公使オルコックが「大君たいくんの首都における三年」と題された名高い記録に細述せられている。
墓畔の梅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
忌々ゆゝしき「死」の大君おほぎみは慈悲のあだなり
誤りたまいて前原が一味に加わり候ものから今だにわれらさえ肩身の狭き心地ここちいたし候このたびこそそなたは父にも兄にもかわりて大君おおぎみ御為おんため国の為勇ましく戦い
遺言 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
大君タイクン政府はこの地(長崎)では純粋な市政事項を除けば絶対に無力である。内地交通が既に遮断されているのではないかとさえ疑われる。」
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)
全国の木地屋の総元締と伝えられてきた近江の木地屋も、愛知えち郡の蛭谷や君ヶ畑、犬上郡の大君おおじヶ畑など、それぞれの系統があったらしい。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)