“おおじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大路89.3%
祖父7.1%
大君3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
揺れる火影ほかげに入乱れる処を、ブンブンとうなって来て、大路おおじの電車が風を立てつつ、さっ引攫ひっさらって、チリチリと紫に光って消える。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その耳面刀自と申すは、淡海公の妹君、郎女の祖父おおじ南家太政大臣なんけだいじょうだいじんには、叔母君にお当りになってでおざりまする。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
全国の木地屋の総元締と伝えられてきた近江の木地屋も、愛知えち郡の蛭谷や君ヶ畑、犬上郡の大君おおじヶ畑など、それぞれの系統があったらしい。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)