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引攫
ふりがな文庫
“引攫”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひっさら
63.3%
ひきさら
13.3%
ひつさら
6.7%
ひきさろ
6.7%
ひッつか
6.7%
ひきさらわ
3.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひっさら
(逆引き)
揺れる
火影
(
ほかげ
)
に入乱れる処を、ブンブンと
唸
(
うな
)
って来て、
大路
(
おおじ
)
の電車が風を立てつつ、
颯
(
さっ
)
と
引攫
(
ひっさら
)
って、チリチリと紫に光って消える。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引攫(ひっさら)の例文をもっと
(19作品)
見る
ひきさら
(逆引き)
縁あればこそ力にもなりなられて
互
(
たがい
)
に
嬉敷
(
うれしく
)
心底打明け荷物の多きさえ
厭
(
いと
)
う旅路の空に婚礼までして女房に持とうという間際になりて
突然
(
だしぬけ
)
に
引攫
(
ひきさら
)
い人の恋を
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
引攫(ひきさら)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひつさら
(逆引き)
五両なり十両なりそれを残らず
引攫
(
ひつさら
)
つて飛出して、四日、五日、その金の有らん限り、
流連
(
ゐつゞけ
)
して更に家に帰らうとも為なかつた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
引攫(ひつさら)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
ひきさろ
(逆引き)
「
然
(
さ
)
れば、此ぢや。……浜松の本陣から
引攫
(
ひきさろ
)
うて持つて参つて、約束通り、京極、比野大納言殿の
御館
(
おんやかた
)
へ、
然
(
しか
)
も、念入りに、十二
間
(
けん
)
のお廊下へドタリと
遣
(
や
)
つた。」
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引攫(ひきさろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひッつか
(逆引き)
七左、程もあらせず、銚子を
引攫
(
ひッつか
)
んで載せたるままに、
一人前
(
ひとりまえ
)
の膳を両手に捧げて、ぬい、と出づ。
錦染滝白糸:――其一幕――
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引攫(ひッつか)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひきさらわ
(逆引き)
唐突
(
だしぬけ
)
ですから、宵に手ぐすねを引いた連中も、はあ、と
引呼吸
(
ひきいき
)
に魂を
引攫
(
ひきさらわ
)
れた拍子に——飛びました。その
貴僧
(
あなた
)
、西瓜が、ストンと若い衆の胸へ
刎上
(
はねあが
)
ったでしょう。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引攫(ひきさらわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
攫
漢検1級
部首:⼿
23画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引攫”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
三遊亭円朝
泉鏡花
内田魯庵
泉鏡太郎
幸田露伴
国枝史郎
田山花袋