“ひッつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引掴88.9%
引攫7.4%
引捉3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と一生懸命に組付いて長二の鬢の毛を引掴ひッつかみましたが、何を申すも急所の深手、諸行無常と告渡つげわたる浅草寺の鐘の冥府あのよつとあえなくも、其の儘息は絶えにけりと
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
といきなりたぶさを手に引攫ひッつかんで二つ三つなぐりつけ、それから其処そこらを引摺り廻して、ひい/\泣く奴をったり蹴ったりして、帯を取ってぐる/\巻にし、縄を持って来て
凸助でこすけ……いや、鼻ぴっしゃり、芋※ずいきの葉の凹吉ぼこきちめ、細道で引捉ひッつかまえて、張撲はりなぐってこらそう、と通りものを待構えて、こう透かして見ますがの、背の高いのから順よく並んで
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)