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ひつさら
ふりがな文庫
“ひつさら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
引攫
66.7%
引浚
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引攫
(逆引き)
五両なり十両なりそれを残らず
引攫
(
ひつさら
)
つて飛出して、四日、五日、その金の有らん限り、
流連
(
ゐつゞけ
)
して更に家に帰らうとも為なかつた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
……
件
(
くだん
)
の
牛乳
(
ぎうにう
)
の
壜
(
びん
)
を
引攫
(
ひつさら
)
ふが
早
(
はや
)
いか——
声
(
こゑ
)
を
掛
(
か
)
ける
間
(
ま
)
も
何
(
なに
)
もなかつた——
茶革
(
ちやがは
)
の
靴
(
くつ
)
で、どか/\と
降
(
お
)
りて
行
(
ゆ
)
く。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
此
(
これ
)
でまた、
汽車
(
きしや
)
半分
(
はんぶん
)
、
否
(
いな
)
、
室
(
しつ
)
一つ
我
(
われ
)
ばかりを
残
(
のこ
)
して、
樺太
(
からふと
)
まで
引攫
(
ひつさら
)
はれるやうな
気
(
き
)
がしたのである。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ひつさら(引攫)の例文をもっと
(2作品)
見る
引浚
(逆引き)
最早前後を顧慮する
遑
(
いとま
)
とてもなく千登世を
拉
(
らつ
)
し去つたのであるが、それは合意の上だと言へば言へこそすれ、ゴリラが女を
引浚
(
ひつさら
)
へるやうな慘虐な、ずゐぶん兇暴なものであつた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
ひつさら(引浚)の例文をもっと
(1作品)
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