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『露肆』
ふりがな文庫
『
露肆
(
ほしみせ
)
』
寒くなると、山の手大通りの露店に古着屋の数が殖える。半纏、股引、腹掛、溝から引揚げたようなのを、ぐにゃぐにゃと捩ッつ、巻いつ、洋燈もやっと三分心が黒燻りの影に、よぼよぼした媼さんが、頭からやがて膝の上まで、荒布とも見える襤褸頭巾に包まって、 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約32分(500文字/分)
朗読目安時間
約54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
大
(
でい
)
娘
(
しんぞ
)
大
(
でっか
)
然
(
す
)
点
(
す
)
間
(
あわい
)
形
(
かげ
)
一
(
びと
)
誰
(
だい
)
被
(
はお
)
挙動
(
しぐさ
)
芳
(
かんばし
)
正面
(
まむき
)
螺
(
たにし
)
斜違
(
はすッかい
)
清
(
すずし
)
挺
(
ちよう
)
弁別
(
わさま
)
凍
(
かじか
)
天窓
(
あまた
)
掛
(
がか
)
喝
(
しか
)
可
(
え
)
暖
(
あったか
)
背
(
うしろ
)
赫
(
かッ
)
一角
(
ウニコール
)
下
(
さが
)
寂
(
さみ
)
可憐
(
いじ
)
可
(
よし
)
飜
(
かえ
)
機会
(
きっかけ
)
風采
(
ふうつき
)
反
(
そり
)
刻
(
きざみ
)
頭
(
がしら
)
冷
(
ひやや
)
守
(
まもり
)
大小
(
でいしょう
)
油紙
(
あぶらっかみ
)
団
(
かた
)
膨
(
ふっく
)
通
(
とおり
)
笑
(
わらい
)
嫁娶
(
よめどり
)
定
(
じょう
)
女房
(
にょうぼ
)
洋
(
わだつみ
)
外
(
そ
)
襲
(
かさ
)
滑稽
(
おど
)
過失
(
あやま
)
毎
(
たび
)
空
(
くう
)
向
(
むき
)
彩
(
いろどり
)
細
(
ほっそ
)
前
(
めえ
)
切
(
きれ
)
冷
(
つめた
)
染
(
にじ
)
目前
(
めのまえ
)
一時
(
ひとしきり
)
手術
(
てだて
)
細
(
こまか
)
地
(
つち
)
漱
(
うがい
)
唐紅
(
とうべに
)
振
(
ふり
)
今度
(
このたび
)
咳
(
しわぶき
)
臭
(
におい
)
捩
(
よじ
)
蒼光
(
あおびかり
)
筒袖
(
つつッぽ
)
挫
(
ひしゃ
)
玉章
(
ふみ
)
堪
(
こら
)
透
(
とお
)
引
(
ひっ
)
畏
(
かしこま
)
可憐
(
いとし
)
肌脱
(
はなぬぎ
)
可哀
(
あわれ
)
捻
(
ねじ
)
紅
(
くれない
)
体
(
たい
)
何
(
なに
)
抓
(
つか
)
欠
(
かけ
)
疎
(
まばら
)
鈍
(
のろ
)
屹
(
き
)
灯
(
ともしび
)
奴
(
やっこ
)
揺
(
ゆら
)
薄
(
うっす
)
窘
(
すく
)
頭
(
つむり
)