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屹
ふりがな文庫
“屹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きっ
69.8%
きつ
19.6%
き
9.8%
きツ
0.3%
こつ
0.3%
つ
0.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きっ
(逆引き)
これらのことは伊沢と秀木とで話し、弥十郎は退屈しながら聞いていたのであるが、やがて、彼は自分の耳を疑うように
屹
(
きっ
)
となった。
屏風はたたまれた
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
屹(きっ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
きつ
(逆引き)
笑ふと八重齒が少し見えて、滅法可愛らしくなるくせに、眞面目な顏をすると、
屹
(
きつ
)
とした凄味が拔身のやうに人に迫るたちの女でした。
銭形平次捕物控:099 お篠姉妹
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
屹(きつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
き
(逆引き)
しばらくはわが足に
纏
(
まつ
)
わる絹の音にさえ心置ける人の、何の思案か、
屹
(
き
)
と立ち直りて、
繊
(
ほそ
)
き手の動くと見れば、深き幕の波を描いて
薤露行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
屹(き)の例文をもっと
(38作品)
見る
▼ すべて表示
きツ
(逆引き)
妄念
(
まうねん
)
は
起
(
おこ
)
さずに
早
(
はや
)
う
此処
(
こゝ
)
を
退
(
の
)
かつしやい、
助
(
たす
)
けられたが
不思議
(
ふしぎ
)
な
位
(
くらゐ
)
、
嬢様
(
ぢやうさま
)
別
(
べツ
)
してのお
情
(
なさけ
)
ぢやわ、
生命冥加
(
いのちみやうが
)
な、お
若
(
わか
)
いの、
屹
(
きツ
)
と
修行
(
しゆぎやう
)
をさつしやりませ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
屹(きツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
こつ
(逆引き)
その
矗々
(
ちくちく
)
として、鋭く尖れるところ、一穂の寒剣、晃々天を削る如く、千山万岳鉄桶を囲繞せる中に、一肩を高く
抽
(
ぬ
)
き、
頭
(
あたま
)
に危石あり、脚に迅湍あり、天柱
屹
(
こつ
)
として揺がず、
洵
(
まこと
)
に唐人の山水画
それからそれ:書斎山岳文断片
(新字新仮名)
/
宇野浩二
(著)
屹(こつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
つ
(逆引き)
槍ヶ岳対穂高岳は、
常陸山
(
ひたちやま
)
対梅ヶ谷というも、
強
(
あなが
)
ち無理はなかろう、前者の傲然
屹
(
つ
)
っ
立
(
た
)
てる、後者の裕容迫らざるところ、よく似ている。
穂高岳槍ヶ岳縦走記
(新字新仮名)
/
鵜殿正雄
(著)
屹(つ)の例文をもっと
(1作品)
見る
屹
漢検1級
部首:⼭
6画
“屹”を含む語句
屹度
屹立
屹然
屹々
屹驚
屹坐
屹崛峨々
屹度可相立旨
屹水下
突屹相
“屹”のふりがなが多い著者
泉鏡花
中里介山
泉鏡太郎
山本周五郎
吉川英治
三遊亭円朝
野村胡堂
岡本綺堂
夏目漱石
国枝史郎