“矗々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すくすく43.5%
ちくちく39.1%
すく4.3%
すく/\4.3%
すっく4.3%
ちく/\4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大方の冬木立は赤裸になった今日此頃でも、の林のみは常磐の緑を誇って、一丈に余る高い梢は灰色の空をいで矗々えていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
背後には鬱々と茂った山が、夜空に矗々えている。明るい美しい陽はないが、その代り満天の星の数が、の眼のように光っている。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
水源岩井沼すとふ、浦川が、つてかつた。旅館てまだいくもないに——に、切立てた、つた、の、矗々つのをた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何の風情もない、饅頭笠を伏せた樣な芝山で、逶迤したが嶺に盡きると、太い杉の樹が矗々と、八九本立つてゐて、二間四方の荒れ果てた愛宕神社の
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
大きな星一ツに小さいのがツきらきらとして、周囲には何か黒いものが矗々と立っている。これは即ち山査子の灌木。俺は灌木の中に居るのだ。さてこそ置去り……
水を切って、車輪のように大きい真紅や雪白の蓮華が、矗々と生えて居る。水にんでは、金銀瑠璃玻璃の楼閣が、蜿蜒として連って居る。
極楽 (新字新仮名) / 菊池寛(著)