“矗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すっく37.5%
ちく37.5%
すつ12.5%
すつく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このていを見ますと、今まで橋の欄干てすりに縋り付いて泣いていた婆さんが、急に泣き止んですっくと立ち上りまして、いきなり頭巾や、外套や、手袋をかなぐり棄てますと
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
椰子よりも遥かに細くすらりとした檳榔の木立がちくとして立つてゐる姿は仲々に風情がある。檳榔と並んで、ずつと丈の低い夾竹桃が三四本、一杯に花をつけてゐる。
夾竹桃の家の女 (新字旧仮名) / 中島敦(著)
私は、兵隊が「気を附け」の号令を耳にした時のやうに、すつくと、其処に立ち続けました。
晩春の健康 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
火※くわえんはきすつくたつ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)