“矗立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくりつ30.0%
シユクリツ30.0%
ちくりつ20.0%
しゆくりつ10.0%
ちくりふ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その花には届くが、低いのでも階子か、しかるべき壇がなくては、扉には触れられない。辰さんが、矗立して、の根を踏んで、背のびをした。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唯、岩屋の中に矗立した、立ち枯れの木に過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
真向うに、矗立した壁面と、相接するその階段へ、上から、黒く落ちて、鳥影のように映った。
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
唯、岩屋の中に矗立した立ち枯れの木に過ぎなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カプリ島の級状をなせる葡萄圃橄欖樹とは忽ち跡を沒して、我等は矗立せる岩壁の天にゆるを見る。緑波は石に觸れて碎け、紅花を開ける水草を洗へり。