“常磐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときわ69.7%
ときは27.3%
じょうばん3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の上では今常磐ときわ花壇のある所は日吉ひえ山王の社で総彫り物総金の立派なお宮が建っていました。その前のがけの上が清水堂きよみずどう、左に鐘楼堂。
が女二人ふたり竝べたてまつれるゆゑは、石長比賣を使はしては、天つ神の御子のみいのちは、雪り風吹くとも、恆にいはの如く、常磐ときは堅磐かきはに動きなくましまさむ。
さて、東には海を見晴らし、西には常磐じょうばんの連山。海は遠く、山は近く、低い雲にされ気味な、その日の、その時刻。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)