“日吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひえ65.5%
ひよし34.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山の上では今常磐ときわ花壇のある所は日吉ひえ山王の社で総彫り物総金の立派なお宮が建っていました。その前のがけの上が清水堂きよみずどう、左に鐘楼堂。
早速、叡山側から、日吉ひえの社司、延暦寺の寺官等、三十余人が、訴状を持って、当時の関白、藤原師通もろみちの許へ脅迫にやってきた。
ここは近江おうみの国、比叡山ひえいざんのふもと、坂本さかもとで、日吉ひよしの森からそびえ立った五重塔ごじゅうのとうのてッぺん——そこにみんなのひとみがあつまっているのだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手紙の奥には老母の信心する日吉ひよしさまとかの御洗米が、一ト袋き込まれてあった。老母は夜の白々あけにそこへ毎日毎日孫の平癒へいゆを祈りに行った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)