“坂本”の読み方と例文
読み方割合
さかもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気のどくなのは、手近てぢかの小さな広場をたよって、坂本さかもと、浅草、両国りょうごくなぞのような千坪二千坪ばかりの小公園なぞへにげこんだ人たちです。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
ここは近江おうみの国、比叡山ひえいざんのふもと、坂本さかもとで、日吉ひよしの森からそびえ立った五重塔ごじゅうのとうのてッぺん——そこにみんなのひとみがあつまっているのだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
坂本さかもと寒川さむかわ諸氏と先生と自分とで神田連雀町かんだれんじゃくちょう鶏肉屋とりにくやへ昼飯を食いに行った時、須田町すだちょうへんを歩きながら寒川氏が話した
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)