幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん19 上野戦争当時のことなど19 うえのせんそうとうじのことなど
慶応四年辰年の五月十五日——私の十七の時、上野の戦争がありました。 今日から考えて見ると、徳川様のあの大身代が揺ぎ出して、とうとう傾いてしまった時であった。その時、何もかも一緒にいろいろなことが湧いて来る。先ほど話した通り、四時の循環なども …
作品に特徴的な語句
報告しら だま しん 溝渠どぶ 金属かねけ 弾丸だま きわ はた きび とも わき 各自てんで いや はじ いくさ 散々ちりぢり から 立花たちばな 股立ももだ 警護かため 上総かずさ 下寺したでら 下職したじょく 下谷したや てい 何処どこ そば 其所そこ すご 分捕ぶんど いた 勾欄こうらん たた 吹矢ふきや 四隣あたり ふさ おびただ 大分だいぶ 大山おおやま うち 家根やね 山下やました がけ 常磐ときわ 弟子でし 怪我けが かつ かす 日吉ひえ はや 明日あす 晩餐ばんさん 暢気のんき くも 本所ほんじょ 根岸ねぎし 梅雨つゆ わざ 榊原さかきばら 榧寺かやでら 樺山かばやま 此所ここ 武士さむらい 死屍しし 死骸しがい いけ 漆喰しっくい くぐ ほのお 牛久うしく 犬潜いぬくぐ 界隈かいわい みんな 相更あいかわ 稲荷いなり 箱棟はこむね こも 粂八くめはち 練塀ねりべい すね 蒲団ふとん はかま 袴腰はかまごし なま また おど 転婆てんば 辰年たつどし あたり 退 這入はい 達磨だるま
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