幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん46 石川光明氏と心安くなったはなし46 いしかわこうめいしとこころやすくなったはなし
さて、話は自然私がどうして石川光明氏と交を結ぶことになったかということに落ちて来ます。それを話します。 明治十五年、私は西町三番地の家で毎日仕事をしておりました。仕事場は往来を前にした処で、前述の通りのように至って質素な、ただ仕事が出来ると …
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