幕末維新懐古談ばくまついしんかいこだん64 大仏の末路のあわれなはなし64 だいぶつのまつろのあわれなはなし
佐竹の原に途方もない大きな大仏が出来て、切舞台で閻魔の踊りがあるという評判で、見物人が来て見ると、果して雲を突くような大仏が立っている。客はまず好奇心を唆られてぞろぞろ這入る。——興業主は思う壺という所です。 大入りの笊の中には一杯で五十人 …
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