“衰微”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいび68.8%
すゐび25.0%
さび6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不遇な地方におき、それが代々御家運の衰微すいびとなって、今日にいたったことは、おん曹司として、よもご存知なきはずはおざるまい
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところがその主人からは、四五日前にひまされた。前にも書いたやうに、當時たうじ京都きやうとの町は一通りならず衰微すゐびしてゐた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それがために佐竹の原はたちまちにまた衰微さびれてしまって、これから一賑わいという出鼻をたたかれて二度とち上がることの出来ないような有様になり