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すゐび
豈に
周道衰微して、
桓公既に
賢なり、
而るに
之を
勉めて
王に
至らしめず、
乃ち
霸を
稱せしめしと
以爲へる
哉。
それは
水害のためにもし
船が
転覆へると
蘇生る
亡者が多いので、それでは
折角開けようといふ
地獄の
衰微だといふので、
此の
通り
鉄橋になつちまいました、それ
御覧じろ
されど其道を過ぎんには、わが
稚き頃より夢に見つる
馬籠驛の
翠微は遂に一目をも寓する
能はざるなり。
友の詩のかゞやけるも亦
宜なりや。
室は木曾の清溪に對して、其水聲は
鏘々として枕に近く、前山後山の
翠微は絶えずその搖曳せる
嵐氣を送りて、雲のたゞずまひまた世の常ならず。