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衰微
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すゐび
ふりがな文庫
“
衰微
(
すゐび
)” の例文
所
(
ところ
)
がその主人からは、四五日前に
暇
(
ひま
)
を
出
(
だ
)
された。前にも書いたやうに、
當時
(
たうじ
)
京都
(
きやうと
)
の町は一通りならず
衰微
(
すゐび
)
してゐた。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
楊弓の
結改場
(
けつかいば
)
が、
白粉
(
おしろい
)
を塗つた若い女を置くやうになつたのは、遙か後のことですが、半九郎は店の
衰微
(
すゐび
)
を救ふために、その頃から若い娘を飼つてをり
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
豈
(
あ
)
に
周道
(
しうだう
)
衰微
(
すゐび
)
して、
桓公
(
くわんこう
)
既
(
すで
)
に
賢
(
けん
)
なり、
而
(
しか
)
るに
之
(
これ
)
を
勉
(
つと
)
めて
王
(
わう
)
に
至
(
いた
)
らしめず、
乃
(
すなは
)
ち
霸
(
は
)
を
稱
(
しよう
)
せしめしと
以爲
(
おも
)
へる
哉
(
か
)
。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
それは
水害
(
すゐがい
)
のためにもし
船
(
ふね
)
が
転覆
(
ひつくりか
)
へると
蘇生
(
よみがへ
)
る
亡者
(
やつ
)
が多いので、それでは
折角
(
せつかく
)
開
(
ひら
)
けようといふ
地獄
(
ぢごく
)
の
衰微
(
すゐび
)
だといふので、
此
(
こ
)
の
通
(
とほ
)
り
鉄橋
(
てつけう
)
になつちまいました、それ
御覧
(
ごらう
)
じろ
明治の地獄
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
衰
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
“衰”で始まる語句
衰
衰頽
衰弱
衰兆
衰残
衰勢
衰褪
衰亡
衰容
衰弊