“衰微(すゐび)” の例文
所(ところ)がその主人からは、四五日前に暇(ひま)を出(だ)された。前にも書いたやうに、當時(たうじ)京都(きやうと)の町は一通りならず衰微(すゐび)してゐた。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
楊弓の結改場(けつかいば)が、白粉(おしろい)を塗つた若い女を置くやうになつたのは、遙か後のことですが、半九郎は店の衰微(すゐび)を救ふために、その頃から若い娘を飼つてをり
豈(あ)に周道(しうだう)衰微(すゐび)して、桓公(くわんこう)既(すで)に賢(けん)なり、而(しか)るに之(これ)を勉(つと)めて王(わう)に至(いた)らしめず、乃(すなは)ち霸(は)を稱(しよう)せしめしと以爲(おも)へる哉(か)。
それは水害(すゐがい)のためにもし船(ふね)が転覆(ひつくりか)へると蘇生(よみがへ)る亡者(やつ)が多いので、それでは折角(せつかく)開(ひら)けようといふ地獄(ぢごく)の衰微(すゐび)だといふので、此(こ)の通(とほ)り鉄橋(てつけう)になつちまいました、それ御覧(ごらう)じろ
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)