“衰褪”の読み方と例文
読み方割合
すいたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかんずくヘルンを最も悲しませたのは、盆踊ぼんおどり等の農村行事や風俗やが、明治政府によって禁圧されたことから、自然に衰褪すいたいして来ることだった。
全く劉子はおどろくべき一つの完成であつた。彼女は柔軟や叡智えいちや健康などのあらゆる女性の美徳を典型的に一身に具現しながら、しかもそれらの衰褪すいたいから全く免れてゐる異常な少女に異ひなかつた。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)