“愕”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おどろ82.5%
おど8.9%
がく6.6%
ぎょ0.8%
おどろき0.4%
おび0.4%
ぎょっ0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“愕”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.8%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
帆村のおどろきもさることながら冷静をもって聞えるあの村松検事でさえ、その愕きを電話口に隠そうとさえしなかったほどだ。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼はおどろいて砂の中から立ち上ろうとしたが、女は盤石ばんじゃくのように上から押しつけていて、帆村の自由にならない。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところがおどろいたことは、六本うで木のまた向ふに、三本うで木のまつ赤なエボレツトをつけた兵隊があるいてゐることです。
月夜のでんしんばしら (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
ところがおどろいたことは、六本うで木のまた向うに、三本うで木のまっ赤なエボレットをつけた兵隊があるいていることです。
月夜のでんしんばしら (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
さすがに、休戦中の銃声には、剛愎ごうふくな彼も、がくとしたらしく、低い石段の途中に、その歩みを立ちすくめたまま、
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
辿たどりついた寝小屋には、尼も覚一も見えなかった。彼はがくとして、外を廻ってみたり、また、内へ入ってみたり、
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いったんは、ウルリーケもぎょっとしたように振りむいたが、しばらく日傘をつぼめかけたままじっと相手の顔をみつめていた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
大懶獣メガテリウム」と呼吸いきぎょっと引いて、ダネックが唸るように言った。「あれも、第三紀ごろの前世界動物だ。高さが、成獣なれば二十フィートはあるんだがね」
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
おそれおどろきと変じた。欽吾は鍍金ときんわくに右の手をけた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お祖母様や乳母や誰彼に聞かされたお化の話はすべてわが家にあった出来事ではないかと夜はいつでも微かな物音にさえおびえやすかった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
すると、私が着換えをしていると、またやって来て、あの大きな影法師にぎょっとした途端、いやというほど拳で脊を打たれました。ですから、右手の扉の方に逃げようとすると、その前へ立ち塞がって、とうとう私は、衣裳盗みをさせられてしまったのです。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)