“吏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
89.5%
やくにん5.3%
5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、後代の我々が史記しきの作者として知っている司馬遷は大きな名前だが、当時の太史令たいしれい司馬遷はびょうたる一文筆のにすぎない。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
其処には児を抱いた若い女が児と同時いっしょに死んでいるのを、晋陽の府廨やくしょから来たやくにん検案けんあんしているところであった。廷章は狂気きちがいのようになって叫んだ。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
サラニ又 オドロクヲ要セズ 孝子 仁者 純朴ノ善民 マタ清廉セイレンニ至リテハ コレウヤマイ愛スルモ 誓ッテ是ヲ困苦コンクセシメズ ウ善大衆ヨ 御身等オンミラハタダソノ天誅テンチュウヲ見 ソノ職ニ安ンジ居ラレヨ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)