“吏人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りじん60.0%
やくにん40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、官の学校は、官とその盛衰をともにして、官に変あれば校にも変を生じ、官、たおるれば校もまた斃る。はなはだしきは官府いち吏人りじんの進退を見て、学校の栄枯をぼくするにいたることあり。
吏人りじんは見ず中朝ちゆうてうの礼、麋鹿びろく 時々 県衙けんがに到る。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
布き、門下には吏人やくにんも多く、国には財があります。袁紹叛旗はんきを立てたりと聞えれば、山東の国々ことごとく騒いで、それらが、一時にものをいいますぞ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李儒は大股に去って、捕囚庁ほしゅうちょう吏人やくにんを呼びあつめ、物々しい活動の指令を発していった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)