“吏民”の読み方と例文
読み方割合
りみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欺瞞ぎまんおし阿諛あゆの声、吏民りみんともに廃頽にまかせ、自壊じかいをいそぎ、滔々とうとう行くところも知らぬありさま……
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数年後、今一度李陵は北海ほっかいのほとりの丸木小舎ごやたずねた。そのとき途中で雲中うんちゅうの北方をまも衛兵えいへいらに会い、彼らの口から、近ごろ漢の辺境では太守たいしゅ以下吏民りみんが皆白服をつけていることを聞いた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)