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唖
ふりがな文庫
“唖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おし
89.7%
おうし
4.3%
おふし
2.2%
あ
1.6%
おほし
0.5%
ども
0.5%
わっ
0.5%
をうし
0.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おし
(逆引き)
何事にか夢中になって、それで
己
(
おの
)
れの背後に人の来り彳むことを忘れたのではありません。本来、この少年は
聾
(
つんぼ
)
で、そうして
唖
(
おし
)
です。
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
唖(おし)の例文をもっと
(50作品+)
見る
おうし
(逆引き)
雪駄直
(
せったなお
)
しだか、
唖
(
おうし
)
だか、何だか分らない。……聞えたばかり。無論、私を呼んだと思わないから、構わず
行
(
ゆ
)
こうとすると
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
唖(おうし)の例文をもっと
(8作品)
見る
おふし
(逆引き)
或者は
聾唖
(
つんぼ
)
であつたが、信仰によつて
唖
(
おふし
)
が癒つたから、その信仰の宣伝に廻つて居るから金をくれと云うてくる。
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
唖(おふし)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
あ
(逆引き)
私は、半ば
唖
(
あ
)
ッ
気
(
け
)
にとられながら、その釦を押した。何処かで、かすかに合図の
鈴
(
ベル
)
が鳴ったようだ——。どうも実に風変りなバー・オパールである。
白金神経の少女
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
唖(あ)の例文をもっと
(3作品)
見る
おほし
(逆引き)
日が暮れるだあに、
何時
(
いつ
)
まで
唖
(
おほし
)
になつてるだ。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
唖(おほし)の例文をもっと
(1作品)
見る
ども
(逆引き)
留守におとずれた客と見て、かの女はすぐ
被衣
(
かつぎ
)
を
脱
(
と
)
って礼をした。黒髪やら、たもとやらに、
焚
(
た
)
きこめてある
香
(
こう
)
のふくよかな
気
(
け
)
が清盛のあいさつをひどく
唖
(
ども
)
らせた。渡は、妻をひきあわせて
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唖(ども)の例文をもっと
(1作品)
見る
わっ
(逆引き)
続いて黄金丸も垣を越え、家の中を走り抜けんとせし時。
六才
(
むつ
)
ばかりなる
稚児
(
おさなご
)
の、余念なく遊びゐたるを、
過失
(
あやまち
)
て蹴倒せば、
忽
(
たちま
)
ち
唖
(
わっ
)
と泣き叫ぶ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
唖(わっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
をうし
(逆引き)
活
(
い
)
けて
視
(
なが
)
めうと
思
(
おも
)
ふ
花
(
はな
)
を、
苞
(
つと
)
のまゝ
室
(
へや
)
に
寝
(
ね
)
かせて
置
(
お
)
いて、
待搆
(
まちかま
)
へた
償
(
つくな
)
ひの
彼
(
かれ
)
は
何
(
なん
)
ぢや!
聾
(
つんぼ
)
の、
唖
(
をうし
)
の、
明盲人
(
あきめくら
)
の、
鮫膚
(
さめはだ
)
で
腰
(
こし
)
の
立
(
た
)
たぬ、
針線
(
はりがね
)
のやうな
縮毛
(
ちゞれつけ
)
、
人膚
(
ひとはだ
)
の
留木
(
とめき
)
の
薫
(
かをり
)
の
代
(
かは
)
りに
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
唖(をうし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“唖”の意味
《名詞》
(おし)言葉の話せない状態。またはそのような人。現在では、一般的に差別語とみなされている。
(出典:Wiktionary)
唖
漢検準1級
部首:⼝
10画
“唖”の関連語
唖者
“唖”を含む語句
唖者
聾唖
唖子
盲唖
唖鈴
聾唖者
洒唖洒唖
唖児
唖蝉
洒唖々々
唖女
唖然
唖々
井上唖々
鉄唖鈴
唖々子
唖唖
唖娘
唖気
咿唖
...
“唖”のふりがなが多い著者
吉川英治
中里介山
小栗虫太郎
佐々木味津三
島崎藤村
薄田泣菫
鈴木三重吉
林不忘
有島武郎
倉田百三