“針線”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はりがね87.5%
しんせん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほかの事は見様みよう見真似で行くが、肝心の管を巻くのと、栓に針線はりがねを植えるのとが大事の呼吸もので、亭主の熟練でなくてはだめだとの事。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「ときどきおそろしい電気でんきとおると、わたし顔色かおいろさおになるのだ。みんなこの傷口きずぐち針線はりがねでつつかれたあとさ。」といいました。
電信柱と妙な男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
……時計の刻む音は、火の気のない寂然しんとした広間に響いて、針線しんせんは目に見えぬ位に、しかし用捨ようしゃなく進んだ。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
一、第二期に入る人もとより普通の俳句を解するに苦まずといへども、用意の周到なる、針線しんせん緻密ちみつなるものに至りてはこれを解する能はず。大家苦心の句をとって平凡と目するに至ることあり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)