“電気”のいろいろな読み方と例文
旧字:電氣
読み方割合
でんき68.8%
エレキ18.8%
あかり6.3%
スイッチ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間にんげんとおくから、たがいにはなしができるようになったのも、電気でんき発明はつめいしたからで、やはり自然しぜんおおきなちからを、ったからであります。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
目鋭めざとい叔父は直にそれて取つて、一寸右のひぢで丑松を小衝こづいて見た。奈何して丑松も平気で居られよう。叔父の肘がさはるか触らないに、其暗号は電気エレキのやうに通じた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
饗宴のをはりしあとの静かさに時計を聴きぬ電気あかりさやけく
林檎のうた (新字旧仮名) / 片山広子(著)
明らかに不快と怒りを眉の間に走らせつつも、妻は手にしていた鍵束を無言で私に差し出した。ガチャガチャと控えの間への扉を開くと同時に、私はパッと電気スイッチを入れてみた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)