“スイッチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
開閉器44.4%
点滅器11.1%
釦鈕11.1%
開閉11.1%
開閉鍵11.1%
電気11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電気や蒸気を送るためのパイプが何本となく壁をいまわり配電盤には百個にちかい計器メートルが並び、開閉器スイッチやら青赤のパイロット・ランプやら真空管が窮屈きゅうくつそうに取付けられていて
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
手さぐりで壁の点滅器スイッチをおす。……照明がはいって、そこで虐殺の舞台装置が、飛びつくように、一ペンに眼の前に展開された……。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
天井に、二つの電灯が一つずつくように仕掛けしてあって、釦鈕スイッチを捻ると、白い光りが自動的に消えて緑いろのが生き出すのだった。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
尚、当時奈落には、二人の道具方がいたのだったけれども、合憎あいにく二人とも、開閉スイッチ室に入っていたので、その隙に何者が入り来ったものか、知る由もなかった。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
逃走せる二十余名はここにて馬を乗放ち、この自動車に分乗し、いずれへか逃走せむとせしが、該自動車は皆開閉鍵スイッチを持去りあり。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
明らかに不快と怒りを眉の間に走らせつつも、妻は手にしていた鍵束を無言で私に差し出した。ガチャガチャと控えの間への扉を開くと同時に、私はパッと電気スイッチを入れてみた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)