“窮屈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゅうくつ70.9%
きうくつ20.9%
きゆうくつ7.0%
きゅくつ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一番上等な帽子に化けて、あの男に買われて、ともかくも外に出てみるとしよう。ここにこうしていたんでは、窮屈きゅうくつ仕方しかたがない」
不思議な帽子 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
すこふところ窮屈きうくつでなくなつてからはなが休憇時間きうけいじかんには滅多めつたなはふこともなく風呂ふろつてははなしをしながら出殼でがらちやすゝつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それもうあらうかとはゝなどはしきりにいやがるのでわしあしんでる、無論むろん病院びやうゐんけば自宅じたくちがつて窮屈きゆうくつではあらうが
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにしろ相当広い面積を農業や林業や道路などに使わねばならず、輸出のための工場も広い敷地しきちがいるので、いよいよ窮屈きゅくつになったんです。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)