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窮屈
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きゆうくつ
それも
何うあらうかと
母などは
頻にいやがるので
私も
二の
足を
踏んで
居る、
無論病院へ
行けば
自宅と
違つて
窮屈ではあらうが
そりや
下宿からこんな
所へ
移るのは
好かあないだらうよ。
丁度此方が
迷惑を
感ずる
通り、
向ふでも
窮屈を
感ずる
譯だから。
先生の
生活は
決して
英雄豪傑の
風では
有ません、けれども
先生は
眞の
生活をして
居のです、
先生は
決して
村學究らしい
窮屈な
生活、ケチ/\した
生活はして
居ません
また
時間も
一時間づゝきまつて
勉強するようには
出來てをりませんから、
誰でも
博物館に
行つた
人は、
自由に
勉強が
出來、
時間にしばられるといふ
窮屈な
思ひはありません。
殆ど
夜の目も離さぬ
程自分の
行ひを
目戍つて
居るらしい母親の
慈愛が
窮屈で
堪らないだけ
それも
下女が
臺所で
働らいてゐるときは、
未だしもだが、
清の
影も
音もしないとなると、
猶の
事變に
窮屈な
感じが
起つた。
二三
分して、
細君は
障子の
硝子の
所へ
顏を
寄せて、
縁側に
寐てゐる
夫の
姿を
覗いて
見た。
夫はどう
云ふ
了見か
兩膝を
曲げて
海老の
樣に
窮屈になつてゐる。
“窮屈”の意味
《名詞》
窮屈(きゅうくつ)
せまかったりゆとりがなかったりして身動きが取りにくく、不自由であること。
緊張などで気がつまるさま。
融通が利かないこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)