“英雄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えいゆう55.2%
ヒーロー20.7%
ナポレオン10.3%
ヒデヲ6.9%
すぐれびと3.4%
エイユウ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写真班しやしんはん英雄えいゆうは、すなはちこの三岐みつまたで一自動車じどうしや飛下とびおりて、林間りんかんてふ逍遥せうえうする博士はかせむかふるために、せて後戻あともどりをしたところである。——
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
世間は隣人に対して現金である如く、英雄ヒーローに対しても現金である。だから、こう云う偶像アイドルにもまた常に新陳代謝や生存競争が行われている。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
殆んど思惟を超越した英雄ナポレオンであるかの如く何の躊躇することもなく僕に向つてサッ! と狙ひをつけたからだ——
霓博士の廃頽 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
「俺は此間うちからいろいろ自分のうちのことを考へてゐたんだ。親父のこと、阿母のこと、自分のこと、そして英雄ヒデヲのこと……」
父を売る子 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
入り乱れたる人等の中に立てる英雄すぐれびとも慄ふ。5895
英雄エイユウふ普通名詞があるんで弱る。」
父を売る子 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)