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『霓博士の廃頽』
ふりがな文庫
『
霓博士の廃頽
(
にじはかせのはいたい
)
』
星のキラキラとした夜更けのことで、大通りの睡り耽つたプラタナの陰には最早すつかり濡れてしまつた街燈が、硝子の箱にタラタラと綺麗な滴を流してゐたが、——シルクハットを阿弥陀に被り僕の腕に縋り乍らフラフラと千鳥足で泳いでゐた霓博士は、突然物凄い …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「作品 第二巻第一〇号」1931(昭和6)年10月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約49分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
妖精
(
グノーム
)
猩々
(
しようじよう
)
運
(
めぐ
)
蹣跚
(
よろ
)
英雄
(
ナポレオン
)
空転
(
からまわり
)
握
(
つか
)
蹣跚
(
よろめ
)
燈火
(
あかり
)
狼狽
(
うろた
)
踠
(
もが
)
籤引
(
くじびき
)
米
(
メートル
)
胃嚢
(
いぶくろ
)
跫音
(
あしおと
)
甃
(
いしだたみ
)
躓
(
つまず
)
這這
(
ほうほう
)
音
(
ね
)
目映
(
まばゆ
)
異体
(
えたい
)
代物
(
しろもの
)
瓦斯
(
ガス
)
流眄
(
ながしめ
)
欠伸
(
あくび
)
数多
(
あまた
)
敬々
(
うやうや
)
撮
(
つま
)
圧花
(
おしばな
)
午
(
ひる
)
体
(
てい
)
以来
(
このかた
)