“敬々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うやうや95.7%
うや/\4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘に向つて、敬々うやうやしく、頭をたれたのである。そればかりではなかつた。頭を畳にすりつけて、殆んど一分間ぐらゐ、平伏してゐる。
波子 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
そんな敬虔けいけんな筒井の眼のつかい、手の敬々うやうやしい重ねようはこのみ仏をまもるには、筒井より外にその人がらがありそうも覚えなかった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
見ても何某と稱るゝ御殿醫先生ならんと思へば一同うやまひまづ此方へと上座じやうざせうすに元益更に辭する色なくいと鷹揚おうやう挨拶あいさつして打ち通りつゝ座に附ば今日は管伴ばんたう忠兵衞が不在なるに依り帳場ちやうばにゐる主人長左衞門は立出て敬々うや/\しく挨拶あいさつなしおちや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)