“敬慕”の読み方と例文
読み方割合
けいぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信雄として、この人を、敬慕けいぼと感激の眼で仰がずにいられない。亡父はいい知己をのこしておいてくれた。そう思わずにいられない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵をころしたる時復讐ふくしうの意を以て其肉を食ふとか、親戚しんせきの死したる時敬慕けいぼじやうを表す爲其肉を食ふとか、幾分いくぶんかの制限せいげんは何れの塲合にも存在そんざいするものなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
かれは、ごろ敬慕けいぼするやまだけに、姿すがたえなかったけれど、わかれをしむよう、あたまげました。もなく、汽車きしゃがきたので、意気込いきごんで、それへりました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)