“尊敬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんけい79.5%
そんきやう5.1%
うやまひ5.1%
あが5.1%
うやま5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アッカはみんなからたいへん尊敬そんけいされている鳥で、どんなに、りっぱなガンでも、アッカの言いつけにはしたがうほどだったのです。
嫌ひ一向に構ひ付ず睾丸きんたまも釣方とやら私し共でも得心せぬ故長屋の泥工さくわん棟梁とうりやうは年頃といひ人も尊敬そんきやうする者なれば此者を以て勘太郎は店立たなだて
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我は既に跪きてゐたりしが、このとき語らんと思へるに、わが語りはじむるや彼ただ耳を傾けて我の尊敬うやまひをあらはすをしり 一二七—一二九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
土地の習慣ならはしから『奥様』と尊敬あがめられて居る有髪うはつの尼は、昔者として多少教育もあり、都会みやこの生活も万更まんざら知らないでも無いらしい口の利き振であつた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
と万人に尊敬うやまい慕わるる人はまた格別の心の行き方、未学を軽んぜず下司をも侮らず、親切に温和ものやさしく先に立って静かに導きたまう後について
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)