“うやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウヤマ
語句割合
87.2%
3.8%
2.6%
尊敬2.6%
2.6%
崇敬1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれの見るところ孔明は実に立派な人だ。しかも自身の智謀や力に誇らず、よく蜀の帝王をうやまって、王者の仁を施すに口先だけの人でない
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亭主に向いては威権いけんはなはだ強過れどればとてうやまわざるにあらず、人附ひとづきはなはだ好ければいやらしき振舞はたえて無く
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
……先祖をあがめ尊ぶのは決して悪いことではない。和魂にぎたま荒魂をうやまうのも、決して悪いことではない。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
さあ十兵衞殿とやら老衲わしについて此方へ可来おいで、とんだ気の毒な目に遇はせました、と万人に尊敬うやまひ慕はるゝ人は又格別の心の行き方、未学を軽んぜず下司をも侮らず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
なおこの熱田の宮の神さまは、日本武尊やまとたけるのみことをお祀りしたものとも聞いていますので、日頃よりうやまい尊ぶ御神の御前にて、初冠ういこうぶりないたすこと、男冥加おとこみょうがぞとも思ったりして参りました
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御覧なさい、救世主として崇敬うやまはるゝ耶蘇イエスの御生涯を」と篠田は壁上の扁額がくを指しつ「馬槽うまぶねに始まつて、十字架に終り給うたではありませんか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)