“たっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タット
語句割合
41.5%
35.2%
17.6%
4.9%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「すべて陶器とうきは、かるい、薄手うすでのをたっとびます。ちゃわんのおもい、厚手あつでのは、まことにひんのないものでございます。」と、役人やくにんはおこたえしました。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
その王様もたっといが、しかし、その上にまだ、「神様」というたった一人の王様のあることを、お前達の世界の人は忘れて居るのだ」
トシオの見たもの (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
兵道でたっとぶところの、以心伝心などということに、誰も興味を持たなくなった。神人相通の術などと云っても、判らなくなった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
国王とモンテスパン夫人との寝台の下に腹匐はらばいになったローザン氏の姿勢は、ちょうど批評界が歴史と真実とをたっとんで取ってる姿勢と同じだった。
女人見おわって、心に歓喜を生じ、奇特の想いを生じて、この人をたっとび仰ぐ