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『トシオの見たもの』
ふりがな文庫
『
トシオの見たもの
(
トシオのみたもの
)
』
トシオは、大そう賢く生れ付いた男の子でした。それゆえ、まだやっと、今年十一歳になったばかりですのに、もうこの世のなかのいろいろな方面の、様々なことを知って居ました。書物などで読んだことも、一々はっきり、頭に覚え込むという風でした。 しかし、 …
著者
岡本かの子
初出
「朝日新聞」1921(大正10)年4月21日~30日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約22分(500文字/分)
朗読目安時間
約36分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
折
(
せっ
)
仰
(
おっし
)
恥
(
はずか
)
仰
(
おっしゃ
)
投
(
なげ
)
劃
(
くぎ
)
朗
(
ほがらか
)
嬉
(
よろこ
)
尊
(
たっと
)
斯
(
こ
)
逞
(
たく
)
翼
(
はね
)
延
(
ひ
)
除
(
よ
)
凡
(
すべ
)
破
(
わ
)
稚
(
わか
)
傍
(
かたわら
)
傷
(
きずつ
)
獣
(
けだもの
)
痩
(
やせ
)
頼
(
たよ
)
厳
(
おごそ
)
粗末
(
そまつ
)
耳朶
(
みみたぶ
)
艶
(
つや
)
翼
(
つばさ
)
茲
(
ここ
)
葛
(
くず
)
蔓
(
つる
)
蛙
(
かえる
)
躯
(
からだ
)
美妙
(
びみょう
)
螫
(
さ
)
裾
(
すそ
)
詫
(
わ
)
豊
(
ゆたか
)
賢
(
かしこ
)
歎
(
なげ
)
逢
(
あ
)
鉄傘
(
てっさん
)
随
(
したが
)
雲雀
(
ひばり
)
頑固
(
がんこ
)
驕
(
おご
)
髯
(
ひげ
)
魂
(
たましい
)
鳶色
(
とびいろ
)
拳
(
こぶし
)
乍
(
なが
)
仕舞
(
しま
)
処々
(
ところどころ
)
半
(
なかば
)
却
(
かえ
)
叩
(
たた
)
壺
(
つぼ
)
尨大
(
ぼうだい
)
屈竟
(
くっきょう
)
恭
(
うやうや
)
恰度
(
ちょうど
)
愉快
(
ゆかい
)
懐
(
ふところ
)
拍
(
う
)
瘤根
(
こぶね
)
揃
(
そろ
)
撫
(
な
)
曇
(
くも
)
梢
(
こずえ
)
棲
(
す
)
極
(
き
)
欅
(
けやき
)
丁寧
(
ていねい
)
毬
(
まり
)
溢
(
あふ
)
無
(
な
)
獣
(
けもの
)
甕
(
かめ
)