“処々”のいろいろな読み方と例文
旧字:處々
読み方(ふりがな)割合
ところどころ69.7%
しょしょ14.5%
ところ/″\9.2%
しよ/\3.9%
ところところ1.3%
ところ/\1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“処々”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
……この森には昔、とりでか、お寺か、何かがあったらしく、処々ところどころに四角い、大きな切石が横たわっていること。
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
草花に処々ところどころ釣り下げたる短冊たんざく既に面白からぬにその裏を見れば鬼ころしの広告ずり嘔吐を催すばかりなり。
半日ある記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
強い電磁石を使って重い鉄片などを吸い付けて吊し上げ、汽車や汽船の荷上げや荷積みをする器械が近来処々しょしょで用いられる。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ただ街路樹の処々しょしょに残った枯葉が、クローム色の星空の下で、あるか無いかの風にヒラリヒラリと動いているばかりであった。
冗談に殺す (新字新仮名) / 夢野久作(著)
処々ところ/″\売って歩きますが、もとより稽古が好きで、ひまの時は、水を汲みましょうお湯をわかしましょうなどと
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
みじかくさ処々ところ/″\矢間やざまひと黄色きいろつきで、おぼろおなじやう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
以上河流かりうと運河の外なほ東京の水の美に関しては処々しよ/\の下水が落合つて次第に川の如きながれをなす溝川みぞかはの光景をたづねて見なければならない。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
殊にナブルスの谷は、清泉処々しよ/\に湧きて、橄欖かんらん無花果いちじゆくあんず、桑、林檎、葡萄、各種野菜など青々と茂り、小川の末にはかはづの音さへ聞こえぬ。
天柱くだけ地維ちいかくるかと思はるる笑ひ声のどよめき、中之町なかのてうの通りはにわかに方角の替りしやうに思はれて、角町すみてう京町きようまち処々ところところのはね橋より
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
野梅やばいの若木が二三ぼん処々ところ/\に立つてるばかり、に樹木とてはないので、なんだか墓のやうな気がしなかつた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
堤防の下には、処々ところ/\茅葺かやぶき屋根が見える。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)