“おりおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
折々90.0%
処々3.3%
時々3.3%
節々3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折々おりおりにわ会計係かいけいがかり小娘こむすめの、かれあいしていたところのマアシャは、このせつかれ微笑びしょうしてあたまでもでようとすると、いそいで遁出にげだす。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
えてものの正体はなんだか知らぬが、処々おりおりういふ悪戯いたずらをすると、猟夫の話。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
この倶楽部がだ繁盛していた頃のことである、ある年の冬の夜、珍らしくも二階の食堂に燈火あかりいていて、時々おりおり高く笑う声が外面そとに漏れていた。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
青年わかものは水車場を立ち出でてそのままちまたの方へと足をめぐらしつ、節々おりおり空を打ち仰ぎたり。間もなくちまたでぬ。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)