“しょしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
所々41.7%
処々29.2%
諸処14.6%
諸所10.4%
処〻2.1%
処処2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほかの様に放って置けない性質たちのものだから、平岡も着いた明日あくるひから心配して、所々しょしょ奔走しているけれども、まだ出来そうな様子が見えないので
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何峠から以西いせい、何川辺までの、何町、何村、あざ何の何という処々しょしょの家の、種々の雑談に一つ新しい興味ある問題が加わった。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
一つ例をあげるとオケジャまたはウケジャというもの、全国諸処しょしょにあるが、名まえだけは同じで、物は少しずつちがっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そして、諸所しょしょ方々ほうぼうみずれてしまって、井戸いどみずまでがすくなくなるのでありました。
神は弱いものを助けた (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこを通り抜けて、一畳はばに五畳か六畳を長く敷いた入側いりかわ見たような薄暗い部屋を通ったが、茶の間でもその部屋でも処〻しょしょで、足踏あしぶみにつれてポコポコとゆるんで浮いている根太板ねだいたのヘンな音がした。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
太掖勾陳処処。薄暮毀垣春雨裏。〔太掖たいえき勾陳こうちん処処しょしょうたがう。薄暮はくぼ毀垣きえん 春雨しゅんううち