“入側”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いりがわ38.5%
いりかわ38.5%
いりかは15.4%
いりがは7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入側いりがわ付きで折曲おりまがって十二畳敷であります、肱掛窓ひじかけまどで谷川が見下みおろせる様になって、山を前にしてい景色でございます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の寮も大して広いうちではございませんが客席が十五畳、次が十畳になって、入側いりかわも附いて居り誠に立派な住居すまいでございます。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いましめ廣庭ひろにはには吉原宿名主問屋本陣ほんぢん組頭宿役人並居たり公用人櫻井文右衞門兩人が願書ぐわんしよを以て入側いりかはに進み出島田宿藤八同人養女節とよぶ時用人ハツと平伏なすを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
驚かすばかりなり扨主税之助は入側いりがは右の方に着座ちやくざなし引續きて附添の小普請こぶしん組頭末座に親類石原文右衞門山内三右衞門縁側えんがはには家來けらい安間平左衞門罷出其有樣ありさまいと憎々にく/\しき面魂ひにて一くせあるべき者と言ねど面にあらはれつゝ吟味を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)