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入側
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いりがわ
ふりがな文庫
“
入側
(
いりがわ
)” の例文
入側
(
いりがわ
)
付きで
折曲
(
おりまが
)
って十二畳敷であります、
肱掛窓
(
ひじかけまど
)
で谷川が
見下
(
みおろ
)
せる様になって、山を前にして
好
(
よ
)
い景色でございます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小姓は持っていた
佩刀
(
はかせ
)
を、
刀架
(
かたなかけ
)
にかけて去った。内膳はちょっと
躊
(
ため
)
らったが、しかしこれも
入側
(
いりがわ
)
へさがった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
安部はホールへつづく
入側
(
いりがわ
)
になった廊下のほうへ歩いて行った。
予言
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
小姓は
入側
(
いりがわ
)
から去った。大和守は両手を膝にして、やや仰向きになりながら、眼をつむった。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
入側
(
いりがわ
)
の方へ出に掛ると、玄関口から這入って来ましたのは
前
(
ぜん
)
申し上げました瀧川左京の娘おりゅうにて、私の身体を身請してくれると云う旦那様に
一言
(
ひとこと
)
頼みたいことも有るが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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兵部は
入側
(
いりがわ
)
から、小姓に刀を持たせてはいって来た。白の
生絹
(
すずし
)
の
単衣
(
ひとえ
)
の着ながしで、いかにもいま夜具から出て来た、という姿だったし、その顔にも、むりに起こされた人のふきげんな色があった。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“入側”で始まる語句
入側様